今回は「しゃがめない人のためのコレクティブエクササイズ」です。
ケンコーTVで、過去に人気を博した「しゃがめない人は足首が原因なんじゃないか」という動画を出しました。
今回は足首の人向けの動画です。
しゃがめない原因

しゃがめない原因は、足首にありました。
しゃがめないに限らず、捻挫の後とか足首の怪我をした後に可動域を戻さないといけない人向けたエクササイズを解説していきます。
モーターコントロール

足首の硬さというのは、「拘縮」と言って硬まってしまっている人もいるのですが、捻挫した後にずっと動かしてないから動かし方がわからなくなっている人もいます。もともと動かし方が間違っている人もいます。
エクササイズについては「モーターコントロール」がメインになってきます。
足を前に出して、膝を前に出すと足関節が背屈する。踵が浮かないようにだけ気をつけてやる。
よくやるのは、つま先から拳一個分のところに棒を立てて、膝が着くように足関節を背屈する。
モビライゼーション①

これだけだと弱いので、棒の先端に膝をくっつけるように動かします。
無理でもいいので、できるかできないかギリギリのところに動かしてもらいます。
足関節は、距骨の上に距腿関節・脛腓骨がのっていて自由度が高い関節なんですが、一方向だけだと完全な動きが出ない。なので、いろんな方向に動かしてもらうことで、最初にやった動きに変化が出ます。
最初にあった詰まりがなくなりました。
これでモビライゼーションと言って関節の動きが滑らかになります。
ポイントはいろんな方向に棒をずらすこと。

エクスターナルキューイング
目標を身体の外に向けておいてそこに向かって動かしてもらう。
モビライゼーション②

もう一つはテニスボールを使います。
立ってでもいいですし、座ってでもできます。今回は座ってやります。
片膝立てた状態で、テニスボールを足の下に置きます。
そして、できるだけ膝が動かないように跨いで行きます。
そうすると、脛がキツくなります。

背屈筋群が収縮すると底屈筋群(ふくらはぎ)が緩みます。
これをやった後に、つま先から拳一個分のところに棒を立てて、膝が着くように足関節を背屈すると、めちゃめちゃやりやすくなります。
このような感じで、ストレッチだけではなく、モビライゼーションをやってあげることで、関節の動きを良くしてあげます。
アキレス腱伸ばしのストレッチだけではなく、このような意外性で心を掴むことが大事です。
今のは膝の内外旋と下腿の外旋と言って、O脚の原因にもなっている症状にもフォーカスできるので、美脚にもいいので是非。
しゃがめない人のためのコレクティブエクササイズ動画解説
まとめ:しゃがめない人のためのコレクティブエクササイズ
今回はしゃがめない人のためのコレクティブエクササイズについて紹介しました。
- 棒を膝でタッチする動きで、関節を動かす
- テニスボールまたぎで背屈筋を収縮させて、底屈筋を緩める
実際に行ってみると結構変わります。もちろんこれでもしゃがめないという人は一定数いるとは思いますが、しゃがみやすくなったなという感覚は確実に感じてもらえるのではないかと思います。
是非試していただければと思います。
では、また次回の動画でお会いしましょう!

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