前回は腰痛の原因について解説しました。
今回は、腰痛になりやすい姿勢や動きについて簡単なチェック方法をご紹介していきます。
腰痛に繋がる姿勢や動作について

腰痛を大きく分けると屈曲型腰痛(曲げたら痛い)、伸展型腰痛(反ったら痛い)、回旋型腰痛(どの動きでも痛い)、この3つに分けられます。
例えば、デスクワークなどで猫背や背中が丸まった状態が続き、屈曲することが習慣化して屈曲型腰痛になりやすいです。
家事をする時に洗濯物を干したり高いものを取ったりなど、日常生活の中で反ることが習慣化していき腰痛の原因になります。

結構お客さんでどうしたら痛いか分かってない人が多いですよね。

曲げたら痛いのか、反ったら痛いのか、どの動きでも痛いのか、まずは知ってもらうことが大事です。

まず、自分がどこにいるのか知る必要がありますよね。トレーニングの基本は知ることから!!

お医者さんって何も調べずに薬出さないでしょ!
トレーナーも同じでちゃんと検査をしてその人に合ったエクササイズを行うことが大事になります。

皆さん聞きました!? めちゃくちゃいいこと言うじゃないですか!
姿勢のチェックをしてみよう!

前提として姿勢だけ良くしても腰痛は治りません。
横から見たときに、耳の穴ー肩ー大転子ーお皿の後ろ側ーくるぶしと少し前、これが1直線にある状態が正しい姿勢と言われてます。

これを5分やってみるとどうですか?

結構きついですね。

なので姿勢だけ良くしてもキツいだけなんですよ。
姿勢は勝手に良くなるのが理想です。
正しい姿勢から外れて反ったり丸まったりすると、反り腰や猫背になることで特定の部分に負担がかかり腰痛の原因が推察できます。
動作のチェックをしてみよう!
先ほどもお伝えしましたが、姿勢だけでは腰痛は改善しないので動きのチェックを行います。
屈曲、伸展、回旋の動きをチェックしていきます。
屈曲のチェック

足は揃えて、床をタッチするように前屈します。
見るポイント1つ目は、つま先に指先がついているかどうか。
2つ目は、背骨が綺麗に曲がるかどうかを確認していきましょう。

小見山さんの場合、腰椎や胸椎の部分が真っ直ぐなので、そこの前後に負担がかかりやすくなります。

動きすぎてるところと動いていないところがあるので、動いていないところの隣は負荷が余計にかかってきます。

もう少し詳しく行う場合は、キャットポーズをとっていきます。
四つ這いのポジションから背中を丸めていきます。
四つ這いのポジションを取ることで、足の作用をなくして上司の動きを見ることが出来ます。
背骨が綺麗に丸まっているかどうかチェックしていきましょう。
丸まっていない人は、そこを改善していくようなエクササイズを処方する必要があります。
伸展のチェック

手は耳の横をキープしてバンザイした状態で後屈します。
見るポイント1つ目は、綺麗に背骨が反れているかどうか。
2つ目は、膝が曲がりすぎていないか。
3つ目は、痛みがあるかどうかを確認していきましょう。
回旋のチェック

足を揃えて後ろ向きになり身体を捻っていきます。
見るポイント1つ目は、奥側の肩が見えてるかどうか。
2つ目は、痛みがあるかどうかを確認します。

力が入りすぎないように楽に回れてるかどうかも大事になってきます。
腰痛になりやすい姿勢や動作のまとめ
今回行なった評価で引っかかるようでしたら、さらに詳しく評価してそれに対してエクササイズを処方していくことが腰痛改善につながります。
まずはスクリーニングでふるいにかけてから、細かいところを見て原因を突き詰めていきます。
そして、身体のことを知った上で本人に必要なエクササイズを選定する必要があります。

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