今回のテーマは「肩甲骨剥がし再考してみた」です。
肩甲骨剥がしといえば、街で見かけるマッサージ屋さんのポスターとか、店舗に貼っているシールにも書いてあります。
そもそも肩甲骨剥がしって意味あるんですか？なんなんですか？
気持ち良いんじゃないですか？
僕はあまり好きではなくて、意味あるのかな。気持ち良いという感覚は大事なので良いとは思うのですが、肩甲骨剥がしが苦手です。
可動域の最終域にいくと気持ち良いんですよ。解放されたというのは気持ちいいですから。
肩甲骨剥がしのメリット
膝蓋骨のモビライゼーションみたいなものです。
動きの道筋を作ってあげるという意味では良いのかもしれないですね。
どのくらいが良くて、どのくらいが悪いのか基準をもっていればいいと思います。めちゃくちゃ指を入れる人もいますが、このくらい指が入れば良いよねという基準をもっているかが重要です。
指の第一関節が入るくらいの柔軟性があれば良いと思っています。指全部を入っちゃうのは気持ち悪いよね。あとは、無理矢理やらない。無理矢理やって緩めるのはどうなのか。
肩甲骨に自然と指は入っていくものなので、その点を考慮して坂田式肩甲骨剥がしをやっていきます。
棘下筋と菱形筋の筋連結の滑走を良くする方法
肩甲骨に手を当ててどのくらい指が入るのかやっていきます。
今だとだいたい第一関節の半分くらいかなとという感じですね。
多くの人は指をぐりぐり入れてやっていくのですが、不快な思いをさせてしまいます。
肩甲棘から内側縁に対して走っている棘下筋と菱形筋を超えるように筋を動かします。まずは、肩甲骨を剥がす前に剥がしやすくする状態を作っていきます。
棘下筋と菱形筋の筋連結の滑走を良くしてあげて、筋緊張を落として上げます。
これで緩むんです。しかも不快な感じもないです。
皮膚を誘導する方法
皮膚をガッツリもって内転の方に皮膚を誘導してあげます。
これはちょっと痛いやり方です。
第一関節が入っているのがわかります。
あとは、モビライゼーションしたり、鎖骨の動きを出すと方の調子は良くなります。
前鋸筋の緊張をとる方法
前回やったように、前鋸筋の緊張をとってあげた方が肩甲骨の動きが良くなります。
簡単だし、柔らかくなります。
手を上げてみて、肩が入るようになったのがわかります。
肩甲骨はがしの動画解説
まとめ
無理矢理指を突っ込んで剥がすのではなく、自然と剥がれてしまう状態を作ってあげるのが重要です。
動かせば良いわけではないです。
基準をもって無理矢理剥がそうとして不快な思いをさせないようにすることが大事です。
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